片麻痺患者さんは、
自ら運動問題を解決している!
学校では習わない正常動作 / 動作学習
-CAMR勉強会のご案内-

CAMRの視点から考える
正常動作 / 動作学習
とは何か

CAMRとは、人がどのように運動を生み出すのか。
運動システムのリアルを明らかにする
システム論に基づいた日本生まれのアプローチです。

8月9日までの期間限定!

1,500円 → 無料で
8月27日オンライン勉強会に
ご案内いたします!

1.AIロボットの凄さ

 

最近の AI ロボットの進化は凄いですね。たとえば格闘するロボットは戦いながらパンチを食らってバランスを崩して倒れます。思わぬ姿勢で倒れ込んだりします。

 

毎回異なった姿勢で倒れるのですが、

それでもなんとか毎回異なった方法で立ち上がっ てきます 。

 

実は AI ロボットは、

様々な立ち上がり方を設計者からプログ ラミングされているわけではないのです 。

自ら様々に転んで、そこから動けるように動いて試行錯誤しながら何とか立ち上がる方法を自分で発見、修正し て身につけて

いるのです 。

実はこの一連の立ち上がり方の学習は、人の運動システ ムの作動をモデルに作られています 。

 

たとえば、

赤ちゃんが最初に立ち上がる時のことを見てみましょう。赤ちゃんは誰かに立ち方を教えられてはいません。

動けるように動きながらその中から立ち上がる方法を試行錯誤しながら自ら発見、修正、創造し て立ち上がっ ているのです 。

 

赤ちゃんが様々な姿勢から自分で起き上がれるように、AI ロボットも様々な姿勢からど のように起き上がるかを自分で試行錯誤しながら発見・修正して、課題達成の方法である運動スキルを創造し て身につけているのです。

 

ただ、

実際にロボットを動かして試行錯誤すると時間もかかるし、機械が摩耗し て壊れたりしますので、仮想空間の中で実際のロボットの物理的性質を設定した仮想ロボットがその学習をします 。

 

たとえば、

短時間の間に何十万回、何百万回も倒れて、そこから起き上がる試行錯誤をし ていくわけです 。

偶然課題達成しそうな運動が現れると、これを修正し て使えそうな運動スキルとし て学習します 。

これは強化学習などと呼ばれています 。

 

従来のように、もし設計者が

「こうやっ て立つべき」というプログ ラ ムを入力し ていると想定した転げ方の時には立てますが、想定外の転げ方をしたらもう立ち上がることができません。

 

たとえば、

立ち上がりに「両上肢を使う」立ち方をプログ ラ ムし ていると、もし片腕を体の下に敷いてしまうと使えなくてもう立ち上がることができなくなります。

 

しかし、

何十万回、何百万回と様々な転び方をしながら、そこから自分で立ち方を探索・発見・修正した AI ロボットは様々な立ち方の運動スキルを創造し、学習し ていますので、珍しい新奇な倒れ方の状況になっ ても何とか新しい適切な運動スキルを生み出し て立ち上がることができる訳です。

 

2.リハビリのセラピストの
「人の運動システム」の理解は?

 

一方で僕たちリハビリのセラピストは人の運動システ ムをど のように理解し ていますか?学校で習う人の運動システムはなんとなくロボットをモデルとして習います 。

 

ロボットには設計者が意図する正しい運動がプログ ラ ムとして入力してあるイメージです。だからセラピストは、人には正しい運動があるのだとなんとなく考えています 。

 

片麻痺患者さんの分回し歩行を見ると正しい歩き方ではないと思い、正しい歩き方を指導しようとします 。なんとなく健康な若者の颯爽とした歩き方が正しい歩き方だとイメージし ているので、そんな歩き方を指導しようとします 。

そして、

「正しい運動感覚の入力を通し て正しい歩き方を教えるのだ」など とイメージし ています 。

 

3.なんだか変だなと思いませんか?

 

つまり AI ロボットを作っ ている工学者は、 「人の運動システ ムは動けるように動いてその試行錯誤の過程から運動課題の達成方法である運動スキルを自ら発見・修正・創造し て学習し ている」と理解し てします 。人の運動システムの作動をよく理解して、それをモデルに AI ロボットを作っ ているのです 。

 

でも、

人を助けるはずのリハビリのセラピストは、プログ ラ ム制御のコンピュータ・ロボットをモデルに人の運動システムを理解して、アプローチしているのです 。

 

その考え方は、

「脳はコンピュータである。脳の病傷害によっ て脳内の運動プログ ラ ムが失われてしまって、正しく動けなくなった。だから正しい運動感覚入力を通して正しい運動のやり方を指導・教えてあげるのだ」と考え ているようです。

 

まるで、

「人の脳は自分で運動課題達成のやり方を創造できなから、セラピストが正しい運動を教え てあげないとダメなのだ」と考え ているようです。

 

大変なこと!

そんな低性能な脳なら、厳しい生存競争を勝ち抜けなかったはずですよね(^^;)

 

4.僕たちセラピストの認識をアップデートしましょう!

 

少し前までプログ ラ ム制御のコンピュータ・ロボットは最新鋭の機械でした。その機械をモデルに人の運動システムを理解するということをやっ てきたのです 。

むしろこれは当然のことです 。

何しろ理解しやすくなりますのでね。

 

でも、

AI ロボットを作っ ている工学者さん達は、真っ正面から「人の運動システ ムの作動」の理解に取り組んで、そして見事に理解し て AI ロボットを作っ ているのです 。

 

僕たちセラピストもそんな風に真っ正面から人の運動システ ムの作動を理解するべきです 。

 

ただ、ただ、人の運動を観察して、分析し て理解するべきです 。そうするとリハビリの方針がこれまでとは全く異なっ てきますよ。

「セラピストが正しい運動を教え てあげる」ではなく、「患者さんに運動スキル創造の能力があることを実感し てもらい、課題達成の方法を自ら創造し てもらえるようにセラピストが手伝う」といった具合です 。

 

CAMR は、

人の運動システムの作動を「真っ正面から」理解することに取り組み、そして生まれたアプローチなのです。

まだ未完成ではありますがね(^^;)

 

人がどのように「運動スキル」を生み出すかを一緒に勉強し てみませんか?

 

ご希望の方は下記のボタンをクリックし、必要な情報をご入力ください。




 

講師プロフィール
西尾 幸敏 ( にしお ゆきとし )

理学療法士。
CAMR研究会代表。上田法研究会理事。
1991年にアメリカのイリノイ大学に留学。
ケシュナー助教授の下、システム論と課題主導型アプローチを学ぶ。
2007年よりドイツの講習会にて「 システム論を基にしたアプローチ 」を3回にわたり担当。
2013年システム論をベースにしたCAMR研究会を創設。